<< (一社)日本クッブ協会 クッブ競技規則 >>

平成25年6月20日

平成251125日改訂

令和4年8月22日改訂

 日本クッブ協会は、クッブの普及振興をはかるために以下のようにクッブ競技規則を制定する。

 *赤字は改訂部分

1、  チーム

1チーム6人とし、2チームの対抗戦で行う。自チームが6人にならない場合、そのチームは人数分のカストピンナのみを投げられる。 *公式戦でなければ各チーム6本可(文末「附則」参照)

 

2、用具

  日本クッブ協会公認大会においては、下記のサイズの日本クッブ協会公認用具を使用する。

1.      キング(9×9×29cm)=1個

2.      クッブ(7×7×15cm)=10個

3.      カストピンナ(直径45mm、長さ30cm)=6本

4.      コーナーピンナ2×2×30cm=4本

 

3、コート

  1) 場所:コート全面がほぼ平面で、芝か草で覆われていることが望ましい。

2) コート:  ・5×8mの長方形、四隅にコーナーピンナを立てる。

・ コート外周とセンターラインを紐等で描く。センターライン中央にキング用目印

 を描く。

・ コートの半分が各チームの陣地となる。

3) 配置:   コートの中央にキングを立てて置く。

・ 各ベースライン(5m)上に等間隔で5個のクッブを立てて置く。但し、両端の

 クッブは

コーナーピンナからカストピンナの長さ分、離して立てる。これらをベースクッブ

と呼ぶ。

 

4、ゲームの進め方

1) スタート時のカストピンナを投げる本数

      1.先攻が2本、後攻が4本、次の先攻以降は6本ずつ投げる。2-4-6方式を原則とする。ただし、両チームが最初から6本で始めることに合意すれば6本ずつでスタートする。

2) 先攻・後攻、コートの決定

  1. 各コートのベースライン後方から両チーム代表者1名がカストピンナ1本を同時にキング

    に向けて投げる。投げたカストピンナがキングを倒さずに、先端か後端のいずれかがキン

    グに近いチームが「先攻/後攻」または「コートサイドの選択権」を得る。他のチームは残

    った選択権を得る。

  2. 投げたカストピン

  3.ナがキングを倒したチームは最初の選択権を失う。

 3) 勝敗

  1.       自陣のベースラインの後方から6本のカストピンナを11本ずつ投げる。相手コートの

    クッブ(フィールドクッブ、ベースクッブ)を全て倒すと。中央のキングを倒す権利が得ら

    れ、先にキングを倒したチームの勝ちとする。

  2.       但し、相手のクッブが残っているときに投げたカストピンナまたは投げ入れるクッブで

    キングを倒した場合、その時点で倒したチームの負けとなる。

  3.       競技時間を設けた場合、後攻チームの最終攻撃により倒されたクッブを相手コートに投げ

    返し、その結果、自陣にクッブが多いチームが勝ちとなる。

  4.       クッブが同数の場合は、ベースクッブが多いチームが勝ちとなる。

  〔競技時間〕

  1.       クッブの公式大会において、競技時間を設けることができる。

  2.       競技開始から競技時間を経過した時点から、後攻チームが攻撃を終えて競技終了とする。

  3.       競技時間は、30分を原則とする。各大会ごとに事情を勘案して決めることができる。

 4) 投げ方、順番

  1.       カストピンナは片手で握り下手投げで縦方向のみに投げなければならない。上手投げ及び

    横回転をつけて投げられたカストピンナは無効となり、それによって倒されたクッブは

    元に戻す。

  2.       横回転とは、水平方向より45度以下になってプロペラのように回転することを言う。

  3.       カストピンナ、クッブを投げる時は両足ともベースライン後方かつサイドラインの内側に

    位置していなければならない。オーバーして投げられたカストピンナは無効となり、それに

    よって倒されたクッブは元に戻す。

  4.       1本のカストピンナでクッブは何本倒してもよい。

  5.       一度倒れてから立ったクッブ、コーナーピンナに寄り掛かったクッブは倒れたものと

    見なす。

  6.       カストピンナはチーム全員が順番に投げなければならない。順番は、攻撃回ごとに変える

    ことができる。

5) 倒されたクッブ

  1.       自陣のクッブが倒された場合、攻撃のはじめに倒されたクッブ全てを1個ずつ、自陣エン

    ドライン後方から相手コートに下手投げで投げ入れる。この場合クッブの持ち方、回転等

    は問わない。

  2.       投げたクッブは相手コート内に静止しなければならない。相手コート外に静止した場合は

    無効で投げ直しとなる。また、投げたクッブがコート線上にある場合、クッブをライン上

    に立てて、ラインのセンターよりクッブの底面面積の半分以上が内側にあれば有効と

    する。

  3.       無効になった場合は、他の倒されたクッブをすべて投げなおした後に、投げ直す。2回続け

    て無効になった場合は、相手チームがコート内であればどこにおいても良い。但し、キン

    グおよびコーナーピンナ、ベースクッブおよびセンターラインとサイドラインの交点から

    カストピンナの長さ分以上離す。

  4.       クッブを投げ入れるのは一人でなくてもよい。

  5.       投げたクッブによって倒されて移動したクッブ、及び投げたクッブは停止した位置でどち

    らかの短辺を基準に立てる。コート外に押し出されたクッブは、押し出されたライン上に

    立てる。

  6.       全て投げ終えた後、相手チームは自陣に投げ入れられたクッブを立てるが、立てる時は

    倒れているクッブの地面に接している短辺のいずれかを選んで立てる。但し、コート外に

    立てない。

  7.       この時、どちらの短辺が有利か手にもって移動してはならない。

  8.       このコート内に立てられたクッブをフィールドクッブと呼ぶ。

 

 6) 攻撃の優先順

  1.       敵陣にフィールドクッブがある場合、フィールドクッブをすべて倒してから、ベースクッブ

    を倒さなければならない。敵陣にフィールドクッブが残っている時にベースクッブを倒して

    も、無効となり元の位置に戻す。

  2.       1投で最後のフィールドクッブを倒した後にベースクッブを倒した場合は有効とする。

 7) 自陣にフィールドクッブが残った場合の攻撃

  攻撃の際に、自陣に相手チームの倒し損ねたフィールドクッブが残っている場合、敵陣に最も

   近いフィールドクッブの距離(両サイドライン間)まで進んでカストピンナを投げることが出

  来る。

 8) キングへの攻撃

  敵陣のクッブすべてを倒した後 キングを倒す時はベースライン後方から行わなければならな

  い。

 9) 攻撃中のクッブ、カストピンナ

  攻撃中は、カストピンナ、クッブともそのままの状態にしておく。投げたカストピンナがそれ

  らに当たってクッブが倒れた場合も有効となる。

10) 待機

  相手チームが攻撃している時は、安全を考慮し自陣のベースライン後方に2m以上、または

  サイドラインより外側に離れて待機する。

 

付則

「1. チーム」で規定する チーム人数および投げるカストピンナの数については、クッブの普及状況等を勘案し、各地域で独自に定めた大会を開催することができる。ただし、選抜大会等では競技規則に準拠した人数および投げるカストピンナとする。

正式の大会でなければ、従来のように各チーム6本づつ投げるルールで構わない。

 

下記よりダウンロードできます。

https://drive.google.com/file/d/19uI5kESN74_osvO-OnhkL2ZUGzAjoRmk/view?usp=share_link